きみがいちばん！

うさこちゃん（古い犬なのでミッフィーと呼ぶのには抵抗がある）で一番好きなお話は何かと尋ねられたら迷わず「うさこちゃんとうみ」とわたしはこたえる。

おとうさんのふわふわさんがうさこちゃんを海に誘う言葉がとても好きだ。

『きょうは　さきゅうや　かいのある　おおきな　うみに　いくんだよ　いきたいひと　だあれ？』

海に行きたいか否かの選択権ははうさこちゃんにあって それがとてもうらやましい。
もしうさこちゃんが「海じゃなくてサーカスがいいわ」と言ったらふわふわさんは
迷わずサーカスに連れてったに違いない。

海に行ってうさこちゃんがひとりで海パンに着替えるほめ言葉も素敵。

『とうさんは　おどろいて　いいました。「おまえひとりで　はけたのかい？」』

全部がこの調子で
お父さんはかぎりなくやさしく　親子というよりも
うさぎ同士ちゃんと向き合っているところが大人っぽく感じます。
そんなところや　音読してたのしいところも
貝の色がなんともいえないところや
ボーダーシャツがかわいいところも気に入っているのですが
他のうさこちゃんシリーズに比べて人気がないのがとても残念。

わたしの母親は海パンいっちょのうさこちゃんがかわいそうらしく
ビキニにするべきだと言い張ります。
そんなエピソードも含めてこの絵本は一番好き。

上の画像は「うさこちゃんとうみ」に うさこちゃん50周年切手を貼り
オランダ郵政記念押印をしたもの。
世界に一冊しかないオリジナルです。

うさこちゃんとうみ (ブルーナの絵本)